毐国建国の宣言が、異物そのものとして不気味で気持ち悪い

秦の内側に太后と嫪毐を中心にした別の国ができるっていう違和感がすごいんだ。言葉だけならめでたく聞こえるのに、実際は秦の中心を内側から食い破る感じがして怖いんだよね。

宮廷の火種が、列国との結び付きで現実味を帯びる恐怖っ!

内輪の歪みならまだ封じ込められそうなのに外の国まで絡み始めるから一気に話がでかくなる。秦の内乱が列国の思惑と結び付いた瞬間、危機の質が変わるのがぞっとするんだ。

楚の侵攻まで重なる、秦の同時多発的な崩壊危機にしびれる……

内も外も同時に来るのがほんとにしんどいんだ。ひとつの綻びが国全体を揺らす感じが、戦国の怖さとしてすごく出ている回なんだよ。しかも「新しい国」が不吉な増殖みたいに見えるのがいやらしいんだよね。