信と漂の約束が、物語の芯を最初から通してくる
信と漂はただ仲がいいだけじゃなくて、同じ夢を本気で見てる相棒なんだよね。下僕として働きながらも、天下の大将軍になるって言い切るあの目の強さが本当にいい。だからこそ「行き着く場所は同じだ」という約束が、あとからものすごい重さで返ってくる。第1話の時点で、二人の夢そのものがこの先ずっと信を動かす火種になるって分かるのが強いよ。
漂の帰還が、少年の世界を一瞬で戦場に変える
昌文君に見出されて王宮へ行った漂が、瀕死の姿で戻ってくる流れがあまりにも急で苦しいんだ。ついさっきまで未来へつながっていたはずの道が、いきなり血の匂いを帯びてしまう。信にとっては、ただ友だちが傷ついたって話じゃないんだよね。自分たちが見ていた夢の半分が、目の前で崩れ落ちる瞬間なんだ。ここで物語が個人の夢から国の争いへ接続される感じがすごくうまい。
まっすぐな少年が、ここから何を背負うのか気になりすぎる
この第1話の信は、まだ大きな歴史の中の一兵卒にもなっていない、本当に何者でもない少年なんだよね。でも何者でもないからこそ、ここから何を見て、何を失って、どうやって将軍への道を登っていくのかが気になる。第1話の時点で、信の怒りも未熟さも、夢の純度も全部さらけ出してくれているから、もう最初から追いかけたくなるよ。
