大軍勢の行軍だけで、信の夢がどれだけ遠いか分かるのがいい
天下の大将軍を目指すって、言葉では何度も聞いてきたけど、この回で初めてその距離感が実感できるんだよね。見渡す限りの兵、巨大な軍のうねり、その中の歩兵の一人でしかない信。ここで夢の遠さをちゃんと見せるから、信が将軍へ上がっていく物語として説得力が増すんだ。
初陣前の高揚感と不穏さが同時にあるから、ずっとそわそわする
信のテンションは高いし、こっちもつられて熱くなる。でも同時に、戦場の空気には嫌な重さもあるんだよね。しかも入城予定の城が落ちたと知らされた瞬間、一気に景色が変わる。出鼻から相手の手のひらで転がされる感じがあって、初陣の楽しさだけでは済まないぞって空気になるのがうまい。
政の中華統一が、信の初陣とちゃんと地続きになる回
この回が好きなのは、政の大きな理想と信の個人的な夢が同じ戦場へ乗るところなんだよね。政は国を動かし、信はその歩兵として走り出す。スケールは違っても同じ一歩を踏み出している感じがあって、二人の物語がまた別の形で重なり始める。この先の戦争編の入りとしてかなり綺麗なんだよっ。
