魏加の一矢が刺さった瞬間、信くんと一緒に世界が止まるんだ

王騎将軍と龐煖の決着を見届けるつもりでいたのに、それを横から壊される。この無情さ、本当にしんどいよね。綺麗な勝負の終わりなんて戦場にはないって分かっていても、王騎将軍だけはそういう理不尽をねじ伏せてくれる気がしてたんだ。だからこそ、その幻想ごと砕かれる痛みがめちゃくちゃ大きい。信くんが受け止めきれずに揺れるのも、見ているこっちが泣きそうになるのも当然なんだよ。

それでも立ち上がる王騎将軍が、最後までみんなの将軍なんだ

胸を貫かれてなお立つって何なんだよってくらい規格外なんだけど、それが王騎将軍なんだよね。自分が崩れたら全軍の心が折れると分かっているから、最後の最後まで兵の前に立ち続ける。この姿があるから、ただ「強い人が死んだ」で終わらないんだ。王騎将軍って、武の強さだけじゃなくて、そこにいるだけで人の心を支える存在だったんだなって、ここで嫌というほど分からされる。

信くんが受け取ったのは、強さだけじゃなく喪失ごと抱えた夢なんだ

そして継承。ここが本当に苦しいんだよね。信くんは憧れの大将軍から何かを受け取ったのに、その瞬間にはもう王騎将軍を失っている。嬉しいとか誇らしいとかだけで済むわけがなくて、でかすぎる悲しみごと胸に落ちてくる。その重さがあるから、天下の大将軍って夢も急にきらきらした目標じゃなくなるんだ。王騎将軍の背中を見た信くんが、その不在まで抱えて前へ行くんだと思うと、ほんと泣ける最終話だったよっ。