傷だらけで倒れた信を背負う嬴政!王の背中が見える瞬間っ!
走り続けて限界を迎えた信が倒れるの、ここまでの傷を思えば当然なんだけど、その信を嬴政が背負って進むのがすごくいい。ただ命令だけする王じゃなくて、自分の足で山道を登り、自分の背で仲間を運ぶ王なんだって見える。信の中でもたぶん、このあたりから嬴政の見え方が少しずつ変わっていく。まだ完全な信頼じゃないけど、ただの“漂を死なせた側の人間”ではなくなっていく感じがあるんだ。
穆公と山の民の話が、嬴政の理想をふっと照らしてくるっ!
山の離宮の由来がまたいいんだよ。昔の王・穆公は山の民と争ったまま終わらず、酒を持って和解し、同盟を結んだ。その記憶があるからこそ、今もこの離宮は山の民の敬意で守られている。これって、嬴政が目指す国のヒントそのものなんだよね。ただ奪い返す王じゃなく、人を束ねる王。その理想が景色の中に立ち上がるのが美しいんだ。
河了貂の揺れと穆太の毒矢!平穏を切り裂く居場所のなさっ!
貂が「自分は山の民でも平地の人間でもない」と揺れるのもすごく好きな場面なんだ。軽口を叩く子だけど、ちゃんと自分の居場所のなさを抱えてる。その柔らかい瞬間のすぐあとに、穆太の毒矢が飛んでくるのがいやらしくてうまい。鼻先をかすめるみたいに休息を壊してくるから、この旅は少し気を抜くだけで死が入り込むんだと分かるんだよっ。
