王翦の“裏の裏”が、大局の怪物すぎるその場の逆転じゃなく、最初から終盤の形まで見ている。

この視野の広さが王翦の怖さなんだよね。

壁が報われないのに、戦としては正しいここがしんどすぎる。

でも戦ではこういう合理性が勝つんだと分からされる。人情だけでは勝てない世界なんだ。

正面の熱さと別軸の面白さがある信くんのような熱血とは真逆の知略が、同じ戦で輝く。

この幅の広さが山陽戦の強さだよっ。壁が前で血を流し、姜燕がそこを読み、さらに王翦がその上を取る三重構造になっているから、タイトルどおり裏の裏まで気持ちよく届くんだ。王翦が壁軍を囮に断崖を奪うところまで含めて、目の前の勝ち負けより盤面全体を取りにいく将なんだと分かるのが本当に恐ろしいんだよ。壁軍が敵本陣へ走る熱と、王翦が断崖を奪う冷たさが同時に進むから、武と知略の両方で山陽戦の厚みを見せる回としてかなり強いんだ。